ちくま文庫から出版されている『年収90万円でハッピーライフ』を読みました。
セミリタイアを目指すものとして、こちらの本を読んで気持ちが少し楽になったので記録を残しておこうと思います。
年収90万でハッピーなライフ！？
年収90万円でハッピーなライフが送れるのか！と衝撃を受け、これは読むしかないと仕事の昼休みに本屋さん行きましたが在庫なし…会社に戻ってすぐに取り寄せました笑
こちらの本は同著者の『年収90万円で東京ハッピーライフ』の文庫本のバージョンになります。
文庫化にあたって内容が追加されたりしているので、もし興味をお持ちの方がいれば文庫本版をお勧めします。
年収90万でハッピーな生活できるのであればもうセミリタイアできるのではと思い手に取りましたが、そう甘くはありませんでした…
読むにつれて気づきました。著者の方バイタリティが凄い…しちょっと変わってる。
隠居生活だがバイタリティを感じる
著者の方は週二日仕事をして、休みの日は図書館に行ったり、映画を観たり、散歩をしたりと、まさにぼくが追い求めている生活をされていました。
ただ、本当にバイタリティが違いました。
こちらの本は東京での隠居生活について主に書かれたものですが、著者の方は隠居生活に入る前、ふと思い立ち世界一周の旅に行ったり、地方から東京に引っ越したり、現在は隠居生活が海外でも可能か台湾で実践したりと…
コミュ障のぼくには到底できない所業です。海外に行っても一言も喋らないまま、帰る手段を血眼になって探して、すぐに帰ってきそうです笑
社会的成功に乗り遅れまくっても、待ってるのは楽しすぎる毎日かもしれない。世界一周の旅をしたり、隠居生活をしたり…。きっかけは、社会が求めるフツーの暮らしへの違和感だった。そしてフツーから脱した今、衣食住のノウハウ（日々の献立、部屋の選び方、お金、心身のこと）、人生観まで。文庫のための増補あり。今より少し楽に生きるためのカンペ。
出典：筑摩書房ホームページ『年収90万円でハッピーライフ』
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480436078/
無気力で仕事を辞めたいと思っているぼくとは違い、いろいろな興味のある分野に積極的に飛び込んでいく、その過程においてやりたくない仕事に縛られるのはどうなんだろうという考え方にも感じました。実際には違うかもしれないですが…
目次は筑摩書房さんのホームページでも見ることができます。
目次でもちょっと変わった方なのかなという印象を持ちました。読み進めるとああ変わった方だわと確信に変わりました。社会一般でいう普通とは違うという意味で、やばい人ということではありません！こんな風に生きたい、こんな考え方で行きたいという憧れも持ちました。
第１章 ハッピーライフの基本とは（わたしの暮らし
実感を大切にすること）
第２章 フツーって、何？（進学とか就職って、しないと生きていけないんでしょうか？
将来やりたいこと、マジないんですけど ほか）
第３章 衣食住を実感する暮らし（「食」で、ひとはつくられる
「衣」を、生活から考える
「住」は、恋人のようなもの）
第４章 毎日のハッピー思考術（心と体のチューニング
お金とうまくやっていくために ほか）
出典：筑摩書房『年収90万円でハッピーライフ』
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480436078/
年収90万円で生活するためのバイブル本というよりも、考え方捉え方を知ることができる本です。
どんなふうに生活をされているのかは書かれているので、参考にしようと思えばすることはできますが、おそらく参考にはなりません。
ここまでしないと90万では生活できないのか…という感じでですね。
なぜ年収90万円での生活することにしたのか、その原体験・考え方をはじめ、隠居生活の一日スケジュールや一週間の献立、スコーンの作り方や美味しい野草の解説なんかも載っていたりして、気づいたらあっという間に読み終えていました。
著者の方の造詣の深さであったり考え方の面白さをふんだんに感じることができる本だと思います。
