日本株の配当は年1回、2回が主流です。
配当が年2回でも半年に1回ですので、印象としては結構少ないですよね…
対して高配当・増配の印象が強い米国株は年4回の配当が多いです。
年4回配当は魅力的とはいえ、米国株は手を出しづらいというところもあるかもしれません…
そんな方に朗報で、実は日本株の中にも年4回の配当を実施している企業があります!
そして、年4回配当の企業の中には、高配当の銘柄もあるのです。
今回はそんな年4回配当の日本株高配当銘柄について、いくつか紹介していきたいと思います!
年4回配当の高配当銘柄
高配当銘柄は共通するデメリットがあります。
配当が高いゆえに、配当の権利落ち日に大きく株価が下落し、一定期間下落基調をたどってしまう銘柄が多いのです。年1回しか配当がない場合は、次の配当権利日までが1年と非常に遠いため、なおさらこの傾向が強いです。
年4回配当の銘柄では3か月ごとに配当の権利日が回ってくるため、上記高配当銘柄のデメリットを緩和することができます!
とはいえ、他高配当銘柄同様、減配等のリスクは当然あるので業績の動向は注視する必要があります。
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高配当銘柄①:あおぞら銀行(8304)
その①はあおぞら銀行です。
名前の通りあおぞら銀行の運営を行っている企業です。
また、GMOとGMOあおぞらネット銀行株式会社の兼営も行っています。
沿革としては、1957年に日本不動産銀行として設立。
日債銀を経て、2001年に現在のあおぞら銀行に行名を変更して今に至ります。
一時国有化しましたが、再民営化。その際に公的資金受けていますが、すでに完済しています。
あおぞら銀行の株式情報です。
株価 | 2,637円 (2022/07/01現在) |
配当権利確定月 | 3月末、6月末、9月末、12月末 |
年間配当 | 154円 |
配当利回り | 5.87% |
株主優待 | – |
配当は年4回、3の倍数の月で、5%を裕に越える配当利回りがあります。
配当性向は5割が目途となっているため、今後の増配や減配は業績次第というところになります。
株価は2020年3月頃のコロナショックの際、2000円を割りましたが、それ以降は上昇を続けています。
各国の金利上昇なども相まって、2023年3月期も増益増配予想となっています。
ちなみにですが、あおぞら銀行/GMOあおぞらネット銀行ともに普通預金金利が高いため、私自身も利用しています。
あおぞら銀行は0.2%もの金利(2022/7月現在)となっており、大手メガバンクの数百倍となっています。運用検討中の預金は1000万まではここに預けておくのが今の日本では固い気がします。
高配当銘柄②:GMOフィナンシャルHD(7177)
その②はGMOファイナンシャルホールディングスです。
証券・FX事業と暗号資産事業の2つを主要事業としています。
GMOクリック証券やFXプライムbyGMO、GMOコインなどを傘下に持つ金融持株会社で、香港・ロンドン・バンコクにも拠点を置き、グローバルに事業を展開しています。
GMOファイナンシャルホールディングスの株式情報です。
株価 | 777円 (2022/07/01現在) |
配当権利確定月 | 3月末、6月末、9月末、12月末 |
年間配当 | 52.17円 |
配当利回り | 6.78%(実績値) |
株主優待 | GMOクリック証券手数料等キャッシュバック |
配当は3月末、6月末、9月末、12月末権利確定の年4回配当です。
記載の年間配当額は2021年12月期の実績値になりますが、現在の株価換算で6%もの配当利回りがあります。
GMOファイナンシャルHDの主な事業である証券・FX事業及び暗号資産事業は、経済情勢や市況環境の影響を強く受けることから、連結業績予想や配当予想が開示されていません。
代わりに月次で業績などの速報が開示されるため、こちらをみて業績の見通しを確認する必要があります。
こちらも2020年3月頃を底に、株価は上昇しています。
但し、2022年12月期の業績が前年から減益見込みとみられるため、ここ1年ほど株価はやや下落基調となっています。
高配当銘柄③:光通信(9435)
その③は光通信です。
非常に強い営業力を持つ企業です。
事業としては、商品・サービスの販売後に使用料などに応じた継続的な収入が見込まれるストック事業を中核としています。具体的には、通信回線サービス、宅配水、電力、保険、業種別ITソリューション、決済ソリューション、携帯電話、OA機器など、様々な商材・サービスの提供を行っています。
光通信の株式情報です。
株価 | 13,910円 (2022/07/01現在) |
配当権利確定月 | 3月末、6月末、9月末、12月末 |
年間配当 | 508円 |
配当利回り | 3.65% |
株主優待 | – |
配当は3月、6月、9月、12月の年4回の配当で、3.5%程度の配当利回りがあります。
先に紹介した銘柄と比べると配当利回りは低めですが、業種の違い・増配傾向が続いているという点から紹介いたします。
ここ5年ほど2022年3月期までは順調に増収増益増配を続けていましたが、2023年3月期一転減益予想となっていることもあり、株価がここ2年ほど下落一直線の状況となっています。
そんな中でも増配予想は続いており、株主還元の姿勢がうかがえます。
株価下落と増配が相まって高配当に傾いています。ある程度底打ちを確認してから保有を検討するのがよいかもしれません。
まとめ
以上、年4回配当の日本株高配当銘柄をご紹介しました。
年4回の配当を行うというのは、株主還元の姿勢の表れと言えるかもしれません。それ以上に年に4回配当が入ってくるというのは、不労所得の実感にもつながりやすいですし、何より配当生活を目指すうえでは非常にありがたいになってくると思います。
自身のポートフォリオの一部として年4回配当の銘柄を組み込んでみるのもよいかもしれませんね!