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【銘柄紹介】テノ.ホールディングスの株価や展望について!そんな私は絶賛塩漬け中です!

テノ.ホールディングスの株価や展望について紹介します!
私は、事業内容や業績予想、財務状況を勘案して購入に至ったのですが、現在業績低迷中・株価も低迷中となり、長期塩漬け銘柄となってしまいました…

そこで今後の株価回復の可能性やプライム市場上場廃止の可能性など総合的に検討していきます。
今後私の塩漬けは解消されるのか改めて確認していきたいと思います。笑

テノ.ホールディングスについて

テノ.ホールディングスは、2018年に上場した比較的上場から日が浅い企業になります。
福岡県福岡市博多区上呉服町10番10号に本社を構えており、地盤は福岡にあります。

株式会社テノ.ホールディングス
テノ.ホールディングス、テノ.コーポレーション、テノ.サポートなどを有するテノ.グループの公式サイト

認可保育所と企業内保育所運営を事業の柱としており、最近では保育人材の派遣・紹介、ベビーシッターサービス、結婚相談所など保育事業を中心としつつも多角化に向けて動きを見せています。

また、テノスクール(tenoSCHOOL)という保育士やベビーシッターなどの養成講座を展開しています。

テノグループは保育事業を核としている企業のため、テノスクールでの資格取得後、就職相談も可能であり、一連の流れをグループ内で作ることができています。
今後深刻化するであろう人材不足への対応としてもかなり強みがある部分かと思います。

テノ.ホールディングスの株価情報

テノ.ホールディングスの株価情報です。

500~1500円ほどの幅の推移であり、
PERは大体10倍前後PBRが1~1.5倍配当利回りが1%前後に落ち着いていることが多いです。

また、上場後一度1:3の株式分割を行っています(19/07)。

■テノ.ホールディングス(7037)の現在の株価はコチラ
https://finance.yahoo.co.jp/quote/7037.T

上場してからの株価チャートは下記になります。

テノ株価
https://jp.tradingview.com/chart/

2020年の年度末にかけて上場来高値を記録した後、綺麗に下落し続けています
現在の株価下落について少し解説します。

https://jp.tradingview.com/chart/

大きい要素として矢印を付けました。
矢印は以下を示しています。

赤の矢印 … 大株主による分売
青の矢印 … 業績の見通し悪化ないし下方修正

2021年度の3回の青矢印ですが具体的には、以下のような流れとなります。

昨今の下落は業績の悪化によるところが大きいです。
またそこから上昇に転じずらい側面として、分売の存在があると考えています。

チャートを見ても分かるように、株価が上昇すると分売が行われています。
株価が上昇してもまた分売が行われるのではという懐疑心が投資家の中にあるのではないかと考えています。

特に上場来高値付近で結構な量の株式が分売に出されており、いわば大株主の一人勝ちのような状況になってしまっているため、私含め投資家からの信頼がなくなっている面もあると思います。

テノ.ホールディングスの懸念点

テノ.ホールディングスの懸念点は大きく3点あります。

  • 業績
  • プライム市場上場廃止可能性
  • 大株主による分売

以下それぞれ説明します。

業績

まずは業績です。

テノ業績
https://minkabu.jp/stock/7037/settlement

売上高はかろうじて伸びているものの、2021年に減益となり、2022年も2020年度の利益を超えられない予想となっています。

業績が芳しくない状況が続いているのですが、
問題なのは決算や業績予想の修正発表の際に毎回、「新型コロナウイルス感染症の影響によって、…「預け控え」等に起因し…」と言い続けている点になります。

コロナもピーク時よりは落ち着きをみせ、多くの企業が業績を戻していく中、今はコロナの影響が…と言い続けているのは問題です。

それは生活様式や意識が抜本的に変わってしまったか、仮にコロナの影響であったとしても数年で何も対応できなかった柔軟性・対応力のなさを露呈しているだけです。

ここに関しては、現在事業を開始・拡大中の保育以外の部分が今後軌道に乗っていくかが焦点になるかと思います。保育事業一本足ではおそらく今後厳しいです。

プライム市場上場廃止の可能性

次に、プライム市場の上場維持基準についてです。

現在プライム市場に上場していますが、上場維持基準を現状は満たしておらず、猶予期間という状態になっています。

テノ新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 
新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 

これに伴い、新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 というものがリリースされており、2030年までに上場維持基準を満たすための方策が各種記載されています。

大きくいうと、時価総額を拡大し、流通比率も増やすことで基準を満たす計画です。
時価総額拡大に対する具体的な取組みとしては、企業価値の向上株主還元策の実施などが挙げられています。

企業価値の向上というのはそのまま業績を伸ばしていくという部分であり、以下のようなものが上がられいます。

① 公的保育事業、受託保育事業における事業拡大(M&Aによる事業拡大も含む)

② 「サービス品質」を追求し、選ばれる施設づくりを行う

③ 人事制度と人材育成制度の一体改革に着手する

④ 新規事業(保育以外の主力事業へ)を立ち上げる(将来への投資として、多くの種ま

きを行う)

新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 

これにより、業績を大きく引き上げるとのことですが、過去数年の業績から見るにやや厳しめという印象を受けます。

テノ新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 
市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書

株主還元策については、配当の増加、株主優待の実施や自社株買いなど、検討をするとのことです。
個人投資家としてはこちらにも期待したいですね!

大株主による分売

最後に分売についてです。

少し紹介しましたが、株価が上昇すると分売を行ってきたという過去があります。

それに加えて致命的なのは先ほどの計画書になります。
計画書の中には「流通株式比率上昇」のための方策として、以下の文言があります。

次に、「流通株式比率上昇」に対する具体的な取組みとして、当社の大株主が所有する株式の売却を促進する協議を大株主と行うことを通じて、流通株式数及び流通株式比率の更なる向上に取組んでまいります。

また、当社は、プライム市場上場企業に求められる株式の流動性の向上は流通株式時価総額を増加させる一助になると認識しており、流通株式時価総額 100 億円の達成に向けて、将来的には流通株式比率を60%まで引き上げることを検討しております。

新市場区分の上場維持基準の適合に向けた計画書 

流通株式比率は満たしているのにです。
一助になると認識されているようですが、私はそうは思いません。それは過去の分売後の株価実績からしてもそうだと思います。

ここは、愚直に業績を伸ばしていくという部分に注力していってほしいです。

まとめ

以上、テノ.ホールディングスについて紹介しました。
私の保有している株式中で割合でいうと最大損失が出ている銘柄なので、今後の株価上昇や業績には非常に期待しています…!
塩漬けしていることでテノ.ホールディングスのことを色々知る・調べるきっかけにはなったのでそういう面ではよかったのかなと信じています。笑